2013年04月09日

USCPAの難易度

今回はUSCPAの難易度についてみていきます。

■出回っている情報を見てみた

僕が考える難易度について書いていく前に、ネットに出回っているUSCPAの難易度情報を少し調べてみたので、まずはどのような情報が出回っているかみていきましょう。

<サイト情報>

まず調べて最初に出てきたのは、様々な資格を偏差値でまとめているサイトです。僕のブログにたどり着いた皆さんもそういったサイトを見たことがあるかもしれません。その中では、

偏差値72 : 税理士5科目 米国公認会計士

となっていました。おお。。。米国公認会計士(USCPA)と税理士と偏差値が並んでいますね。米国公認会計士は、取得までに働きながら数年以上勉強が必要と言われる税理士と同じレベルで難しいのでしょうか。

何となく怪しい、ということでこのサイトをもう少し詳しく見ていくと、その下には偏差値70でセンター試験7科目90%と書いてありました。僕は受験当時にはセンター試験3科目だったので感覚的にしか判断することしか出来ませんが、センター7科目で90%以上取るのと比べるのであれば米国公認会計士はもう少し簡単のような気がします。受験当時とUSCPA受験当時を比べると、働きながらでしたがUSCPAの方が楽だったような気がします。もしかしたら大学受験の際に勉強方法を確立したのでUSCPA試験の方が楽に感じるだけかもしれませんが。率直な感想を言うと個人的にこのサイトの情報はどうも信じることができません。どうも色々な資格や肩書を適当に並べているだけのような気がします。

更に、このサイトの下にはUSCPA合格までに目安となる必要勉強時間が書いてありました。その時間、なんと2000時間。これはとんでもなく膨大な時間ですね。

僕は過去の記事で、USCPA合格に必要な時間は1200時間だと推定しました。

参考記事:USCPA合格に必要な時間まとめ

それが大きく(800時間も)間違っていたことになります。前提条件が違うのでしょうか。それにしても800時間も違うとは思えません。800時間と言えば、1日2時間勉強したとしても1年以上違います。では他のサイトはどうでしょうか。

他の情報も見ても、難しいと書いてあることが多いようです。また、他のサイトでは

「日本の公認会計士や税理士に比べると難易度は低いといわれています。」

と書いてありました。既に最初に上げたサイトの情報と矛盾していますが、確かに、これは一理あると思います。僕は日本の会計士や税理士を目指したことはありませんので何とも言えませんが、正直に言ってしまうと日本の公認会計士や税理士と比べるとUSCPAの方が簡単だと思います。ただ僕が日本語の会計用語が嫌いなだけかもしれませんが。

その他にも色々なサイトを確認しましたが、僕が見たところ、色んなサイトにUSCPAの難易度として大体書かれているのは

「ものすごく難易度が高い訳ではないが、適当に勉強しても合格しない」

というものでした。これはもっともらしい意見ですね。難関な資格であれば全て上記の文章で済ませることができるだろうと思われる包括的な意見となっています。

■情報収集を終えて

この記事を書く為に様々なサイトを見て回ったのですが、僕が感じたことは集約すると以下になります。

「資格サイトに情報をのせている人は、実際にそれらの資格を受けたことあるんですか?」

ということです。多分ですが、まぁ無いと思います。資格の難易度を評価しているサイトは、まぁそれこそご丁寧にたくさんの資格を難易度や偏差値でなどで説明してくれていますが、それらのサイト制作者が実際にそれらの評価している資格を受験したことは無いと思います。受けたことも無い試験について難易度を語るとは、相当想像力が強いのでしょうか。すごいですね。

■合格体験記より

話は過去に戻りますが、僕がUSCPA受験時代に気晴らしに「合格体験記」を見ていると、明らかに僕よりしっかりと努力している人が、AUDで何回も落ちてしまって苦戦していた状況などが書いてありました。そこで上記のサイトの「そこまで難易度が高い訳ではないが、適当にやっても合格しない」という言葉を借りれば、合格体験記を書いた人は、残念ながら適当に勉強していたことになります。僕は、彼らが適当に勉強していたとは到底思えません。

資格の難易度というものは、本来人によって違うものになるはずです。特に、USCPAのような会計、税、経済やIT、監査などを英語で解いていくには人によって難易度は全然違うはずです。つまり、USCPAの難易度は人によって違います。それを偏差値などで括るとは一体何がしたいのかさっぱりわかりません。

「ここまで読ませておいて人によって違うって。。。」

と思われる方もおられるかもしれません。僕なら思います(笑)ですが、資格に万人に当てはまる難易度を決定する方が難しいと僕は思います。ただ、このような記事を書いておいて「人によって違う」だけで終わってしまうのも面白くない、というか詐欺みたいになってしまうので、僕なりの意見も書いてみたいと思います。もし本当にUSCPAの難易度を知りたいのであれば、実際に受験した人、それも勉強開始時の能力が自分に近い人の合格体験記が一番理にかなっていると思います。間違えても色んな資格を一括りにしているサイトの情報だけを鵜呑みにすることはやめておきましょう。参考にする程度であれば問題ないと思いますが。

では、前置きが非常に長くなりましたが、僕が考えるUSCPAの難易度について書いていきたいと思います。1人の受験者としての主観的な意見なので、上記のようなサイトを参考程度にとどめるのと同様に、僕の意見も参考程度にとどめてください。

では、早速ですが僕が考えるUSCPAの難易度について書いていきたいと思います。 それは

「簿記1.5級レベルの科目4つ」

を全て英語で、

「1年半以内に全て合格することが出来れば」

十分合格が狙える試験です。どうでしょうか。あなたがどのように上記の意見を受け止めたかで、USCPAの難易度は変化します。
(ちなみに簿記1.5級とは、曖昧ですが簿記2級より少し難しい程度です)

上記の僕の意見は実に主観的ですが、このように書くと海外留学経験者のAさんは簡単と感じるかもしれません。逆に英語に対して苦手意識が強い人は難しく感じるかもしれません。また、既に簿記が出来る人は簡単に合格出来ると思うかもしれませんし、勘定科目を見るだけで気分が悪くなる人(昔の僕です)はダメだと思うかもしれません。本来、資格の難易度とはそうあるべきなはずです。

事実、僕の各科目に対するイメージは、勉強開始当初と実態では相当な差がありました。全科目の差をあげてみると、以下のようになります。

・FAR
当初:普通
感想:難しい

・BEC
当初:普通
感想:普通

・AUD
当初:難しい
感想:簡単

・REG
当初:難しい
感想:超難しい

と、上記のような感じでした。人によって感じ方が変わるのは当たり前だと思います。ましてや関連しているとはいえ別の科目が4つもあるのに、難易度として一括りにはできません。

■結論

今回の記事で僕が言いたいのは、勉強を始める前に変な難易度情報に惑わされて、「難しいみたいだ」と思ってあきらめることや、「どうやら簡単みたい」と思って気軽に挑むことはやめた方が良いということです。見れば明らかに予備校の息がかかっている難易度解説サイトや、典型的なアフィリエイトサイトなどもありました。やはり難易度というのは人それぞれだと思いますので、そこまでサイトの情報に影響される必要もないと思います。自分がどう感じるか、自分がどうなりたいのか、それで良いと思います。

もう少し細かく客観的な難易度を知る為の尺度が欲しい人は、僕の過去記事にUSCPAの各科目について

  • 何回くらい講義のDVDを見て
  • 何回くらい問題集を解いたのか

  • を書いてありますので、参考にしてください。

    下のまとめより、各科目のページを見ることができます。

    USCPA合格に必要な時間まとめ

    また、それらとは別に、僕がUSCPAの勉強を開始した際のスペックを書いた記事もあります。そちらも難易度を図る際の参考にしてみてください。

    USCPA受験開始時スペック

    少しでもUSCPAの受験を考えている人の助けになれば幸いです。

    ではでは


    posted by 鈴木明 at 07:51 | [USCPA情報あれこれ] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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