2014年08月28日

USCPAと公認会計士比較

今回はUSCPAの受験者が一度は考えたことがあるであろう(と僕は思っています)、USCPAと日本の公認会計士の比較を書きたいと思います。

日本、アメリカ問わず、公認会計士には色んな噂がネット上で飛び交っています。例えばUSCPAは日本では使えない、日本の会計士は取得しても職がないなど、どちらの会計士を目指すにしても、必ずこのようなネガティブな意見を目にします。そこで、双方のメリットデメリットを比較して、僕なりの考えを書いていきたいと思います。

<メリット>

・USCPAのメリット

取得するのが比較的簡単(と言われている)
科目合格制度があり、働きながら取得可能
取得ついでに英語力も上がる
財務会計、管理会計、監査、税務に関する基礎が身に付く

・公認会計士のメリット

独占業務が与えられる
幅広い&深い知識が身に付く
資格までいけば税理士等の業務も行なえるようになる
景気にそこまで影響なくBig4の内定が比較的出やすい

<デメリット>

・USCPAのデメリット

独占業務がない
深い知識は身に付かない
日本の会計士と比べて劣ると言われる
日本では役に立たないと言われる
無駄に高価な受験代(人によっては飛行機代)
日本での知名度が低い

・公認会計士のデメリット

試験が異常に難しく、合格まで数年かかる人もいる
仕事と勉強の併用が困難
会計士が人余りと言われる
他の最難関試験と比べて若干知名度が落ちる

このように比べて見ると、「リスクを抑えて幅広く会計の知識と英語力を身につける」のがUSCPAであり、「リスクを取り、数年を費やす覚悟で非常に深い会計知識と独占業務の権利を得る」のが日本の会計士といった実態がある気がします。

実際、上記の比較はよく言われることだと思います。では実務ではどうなのでしょうか。僕は実務を行なう際に、USCPAの優位性がでると思います。僕は幸運なことに全色の職場に会計士の方が数名いらっしゃった上に、外部の会計士による監査対応も業務の一環だったので社内、外部の会計士の実情に触れることができました。少しその話をしたいと思います。

まず、たとえ公認会計士であろうと、実際の業務の際には会計の専門書や監査六法のような非常に分厚い本を常に手元に置きながら仕事をしています。つまり、公認会計士という肩書きを手に入れたとしても、複雑な会計処理などは本を使って会計原則を確認する必要があるのです。計上方法などをGoogleで調べる先生もいました。

僕は、それは誰でも(日本の会計士でなくても)出来ることだと思います。USCPAであっても、経理の人であっても、会計の基礎や監査の基本的な流れを把握していればあとは本やネットで調べれば問題ないわけです。ということは、全般的に基礎を知っているUSCPAとwebや監査六法などの組み合わせで業務上はで十分だということになります。

比較的リスクが少なく会計士(USCPAですが)の肩書きが貰えるのであれば、それで十分だと僕は思います。そこからは本やインターネットを使って、どのように会計を利用できるかの勝負になりますから。知識は本屋ネットに任せ、自分はその知識を使う前提の部分を固めればよいことになります。

ただ注意点として、やはり会計知識の点で日本公認会計士は非常に優れているということです。USCPAの知識では全く及ばないと考えても大丈夫です。僕はその差を埋めるためにUSCPAライセンスを取り、継続教育で長期的に知識を増やしていくことを決意しました。

しかしながら、USCPAはやはり英語が絡んでくると非常に強いと感じます。業務中に、公認会計士の人に何回英語について説明を求められたかわかりません。正直に言って、大抵の日本の会計士の方々の英語力は絶望的だと思います。あの難しい試験をこなしながら英語もやれというほうが無理な話ですが。

以上、僕が考えるUSCPAと公認会計士の違いです。やはりUSCPAを擁護してしまうのは仕方ないですね(笑)。もし日本の会計士の方が見られて、気分を害されたなら申し訳ありません。ただ、僕は日本の公認会計士の方も非常に尊敬しております。会計に対する深い洞察は非常に素晴らしいです。

この記事が、 USCPAか日本の会計士か迷っている方に少しでも参考になれば幸いです。

ではでは


posted by 鈴木明 at 08:15 | [USCPA情報あれこれ] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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