2015年04月16日

USCPAよくある質問

今回は、USCPAに関して、よくされる質問(僕が疑問だったことを含める)について回答していきたいと思います。

Q:数学が出来ないとダメじゃないか

A:全然問題ありません。勉強中でも試験本番でも、電卓が使用可能です。四則計算(足し算、引き算、かけ算、割り算)が出来ればほとんどOKです。何の自慢にもなりませんが、僕は高校の時、数学のテストで100点満点中10点以下を取ったこともあります。

大学受験の科目は、英語、国語、世界史だったので問題はなかったのです。自分は数学が出来ると考えたことはありません。事実、数学は全くできない部類に入ると思います。実は未だに数式によく出てくるアルファベットの記号を見るのは結構苦手だったりします。そのうち慣れてくれれば良いのですが。

Q:英語が出来ないとダメじゃないか

A:ハッキリ言ってしまうと、ある程度は出来た方が良いと思います。というより、ある程度出来た方が楽に勉強を進めることができます。僕の感覚ですがTOEICのスコアが700点程度あれば、そこまで苦痛を味わうことが無いと思います。

USCPAはむしろ、英語を学ぶのでは無く、英語で何かを学ぶ重要さがわかる貴重な機会になると思います。英語で何かを学ぶ経験は、英語力とは何かを考える上で一度は経験しておくと良いと思います。漠然と英語を勉強するのであれば、たとえUSCPAでないとしても、英語で何かを学んだ方が圧倒的に効率的だと思います。

Q:合格までどれくらいの時間がかかるのか

A:人によって差があると思います。ですが、僕は1科目につき3ヶ月で300時間、集中して学ぶことができるのであれば合計1年、時間にして約1200時間で合格出来ると考えています。しかし、英語がそこまで出来なくて、簿記も全く知らないと言う人はもう少し時間がかかると思います。詳しくはこちらをどうぞ

Q:転職に有利か

A:その人のバックグラウンド、どこに応募するかなどに依存すると思いますが、僕は有利になると考えています。僕自身、転職は勉強開始の時点からゆっくりと行ないましたが、USCPAに合格した後に、書類選考の通過率は非常に良くなりました。

自分なりのUSCPAの意義や、取得した理由、今後のキャリアなどをしっかり落とし込めると転職のアピールとして強いと思います。ただし、USCPAがあれば何の問題もなく転職できるというわけではありません。

Q:独学でも大丈夫でしょうか

A:相当厳しいと思います。「絶対に無理か」と言われればそんなことはないと思いますが、非常に遠回りになってしまいます。例えばUSCPAの受験に対する敷居を上げているものに、「申し込みまでの手順」があります。予備校を利用すればここの手順の部分が全てクリアになるので、心理的負担も減少します。もちろん勉強の最短ルートもたどることが出来るので、僕は予備校を選択することをお勧めします。

僕たちの時間は有限です。出来る限り短い時間で最大の効果を得る方法を選びましょう。ちなみに僕は予備校の金額を確か12回払いで支払い、毎月のキャッシュフローがマイナスになるという貧困時代を1年間経験しました。あれは今思うと精神衛生上、非常にきつかったです(笑)。

Q:通学と通信、どちらが良いと思いますか

A:田舎に住んでいたのでそうせざるを得ない事情もありましたが、僕は通信派です。特に最初に全ての講義を一括で送ってくれる予備校を探しました。理由は、全ての講義を一瞬で全て見終わり、全体像を掴む(結局どの程度の範囲なのか、難易度はどの程度か等)ことが重要だと思ったためです。

通学になると、授業の時間が決まっているので、ついていけない場合や授業のペースが遅いと感じる場合、挫折に繋がると思います。もちろんこれは人によると思いますが、自分のペースでやりたい人は通信、しっかりと決められた時間でやりたい人、または勉強仲間などが重要と思う人は通学で良いのでは無いでしょうか。

ちなみに僕が通信を選んだ最大の理由は、僕が勉強している場所が田舎だったからです(笑)。しかし、もし当時東京に住んでいたとしても、通信を選んだと思います。DVDであれば倍速で講義を進めることができますから。

Q:試験会場ってどんな感じですか

A:僕が知っているのはハワイと大阪のみですが、以下のようになっています。

以上になります。また、何か聞かれることや思いつくことがあれば順次追加していきたいと思います。

ではでは

posted by 鈴木明 at 17:15 | [USCPA情報あれこれ] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月04日

USCPAの費用対効果

USCPAでも税理士でも、最終的に資格という形になるものを勉強している人にとって気になるのは、果たしてこの勉強は最終的に元を取れるのか、つまり、その勉強に対する費用対効果はどうなのかということがあると思います。

もちろん勉強することによって成長することを1番の目的にしている人もいると思いますが、成長したいということは勉強することによって年収がアップしたり、独立したりということを考えていると思います。

そこで、今回は僕のケースになりますが、USCPAは勉強することによって費用対効果があるのかということを書いていきたいと思います。毎度のことになりますが、これはもちろん当事者の環境によって変化すると思いますので、そういう情報もあるんだ、程度の気持ちで読んでみてください。

<USCPAの費用対効果>

僕が社会人になった時に入社したのは、典型的な日本のメーカーでした。数か月の工場勤務を終えた後、人事面談を行って本社に戻ることになったのですが、配属は財務・経理系の部署でした。この時点で、「海外と関わりたい」と「財務・経理系を専門にする」という二つの動機が重なり、USCPAを目指す気持ちがしっかりと固まりました。この時、年収は全て含めて

約350万円

でした。当然手取りにするともっと低くなります。そんな状態でUSCPAの予備校の金額を見てみると、高い高い。非常に高額なものが揃っていました。当時は地方に住んでいたので、選択肢は通信のみ。「これは無理だ・・・」となっていたところ、「割引キャンペーンで30万円程度になりました。」という広告を確認。

「今しかない」と思い、速攻で所有していたクレジットカード会社に連絡し「限度額を引き上げてください」とカード使用上限金額の増額審査の依頼。その直後に予備校にも連絡を取り「今カードの限度額を引き上げてもらっているので、支払いができるかの確定は少しあとになりますが、何とか現段階で申込みだけでもさせて下さい!」とカード会社の審査が終わる前に依頼。予備校からは僕の状況を理解してもらい「了解しました。」との返事をもらいました。今思い出すと、ずうずうしいことこの上ないですが、当時の僕は本当にお金がカツカツでした。。。

この後、無事に審査が通り限度額が引き上げられ、キャンペーン期間の料金で12回払いを選択しました。たしか、分割手数料を合わせた全部の講座料金は36万円程度だったと思います。これに加えて、各科目の直前講座や教材、問題集アプリなどを含めると全部で50万円程度は教材関係で支払っている気がします。

それ以外にも、米国に自分の学歴がUSCPAの受験要件を満たしているかを行う学歴審査や、USCPA試験4科目の受験料金(僕はFARとBECはハワイで受験、AUDとREGは日本で受験しました)などがあります。AUDとREGは日本受験用の特別料金なので各500ドル、当時のレートで大体各4万5千円程度だったと思います。FARとBECはハワイで2科目同時受験だったので各100ドル強、それに飛行機代やホテル代も合わせて全部で20万円を超えるくらいだったと思います。このように、試験を受けるために使用した費用が全部で30万円くらいでしょうか。

なんとか全科目合格したあとに、ライセンスが欲しくなったのでライセンス登録用のサポート申請を行いました。そして必要になった単位を全て取得するのに単位あたりのお金も支払いました。これは全部で20万円程度だったと記憶しています。

<USCPAへの費用>

これらを全て合計すると、合計100万円程度でUSCPAライセンスを保有することができたのだと思います。ここで、費やした時間とお金についてまとめてみたいと思います。

・USCPA全科目合格まで
年数:約1年
費用:約80万円

・USCPAライセンス登録まで
年数:合格から数か月
費用:約20万円

ライセンス登録までの費用は、これまで自分が大学などで取得した単位の数に大きく左右されると思います。さて、これらの費用である100万円は無事に回収することができたのでしょうか。

<USCPA合格後>

結論から言うと、USCPAライセンスまでにかかった費用は問題なく回収することができました。まず、USCPAに全科目合格したあとに転職活動を行いました。その結果、複数の企業から内定を得ることができました。ほとんどが有名な日系の大企業で、福利厚生も年収も予想される年収の伸びも申し分ない企業でした。しかし、最終的にはベンチャー企業に転職することにしました。日系企業の上層部にいるおじさんたちの給料のために若い時間を犠牲にすることはないと考えたためです。その際に提示してもらった年収は450万に届かない程度でした。

この時点で最初の企業から100万円程度年収がアップしているので、1年働けばUSCPAに費やした分を回収できるだけでなく、それ以上に働けばどんどん最初の企業から差が開いていくことになりました。また、ライセンス登録を行ってからもそのベンチャーで働き、そのあとに監査法人にも転職することになりました。

監査法人に転職することによって、さら年収があがることになりました。これを考慮すると、USCPAの費用対効果は、僕にとっては非常に高いものになりました。

最初の企業にいるときに必死にカード限度額を上げて分割払いを行い、その支払と大学時代に借りていた奨学金の返済をまとめて行っていたので、毎月のキャッシュフローがぎりぎりのマイナスになっていたのですが、最近は何とか貯金もできるようになってきました。当時のとんでもない節約技などのクセが抜けずに、たまに周囲の人にドン引きされることがあります。

話がそれましたが、僕はUSCPAの費用対効果は高い部類に入ると考えています。景気が良くても悪くても、英語と会計ができる人材というものはそうそう需要が無くなるものではありません。日本人メリットが生きている間に合格して、さくさくと自分の力が発揮できる場所で全力を尽くすのが良いのではないでしょうか。もちろん、社内での出世を目指しても良いと思います。

ではでは

posted by 鈴木明 at 16:16 | [USCPA情報あれこれ] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月28日

USCPAと公認会計士比較

今回はUSCPAの受験者が一度は考えたことがあるであろう(と僕は思っています)、USCPAと日本の公認会計士の比較を書きたいと思います。

日本、アメリカ問わず、公認会計士には色んな噂がネット上で飛び交っています。例えばUSCPAは日本では使えない、日本の会計士は取得しても職がないなど、どちらの会計士を目指すにしても、必ずこのようなネガティブな意見を目にします。そこで、双方のメリットデメリットを比較して、僕なりの考えを書いていきたいと思います。

<メリット>

・USCPAのメリット

取得するのが比較的簡単(と言われている)
科目合格制度があり、働きながら取得可能
取得ついでに英語力も上がる
財務会計、管理会計、監査、税務に関する基礎が身に付く

・公認会計士のメリット

独占業務が与えられる
幅広い&深い知識が身に付く
資格までいけば税理士等の業務も行なえるようになる
景気にそこまで影響なくBig4の内定が比較的出やすい

<デメリット>

・USCPAのデメリット

独占業務がない
深い知識は身に付かない
日本の会計士と比べて劣ると言われる
日本では役に立たないと言われる
無駄に高価な受験代(人によっては飛行機代)
日本での知名度が低い

・公認会計士のデメリット

試験が異常に難しく、合格まで数年かかる人もいる
仕事と勉強の併用が困難
会計士が人余りと言われる
他の最難関試験と比べて若干知名度が落ちる

このように比べて見ると、「リスクを抑えて幅広く会計の知識と英語力を身につける」のがUSCPAであり、「リスクを取り、数年を費やす覚悟で非常に深い会計知識と独占業務の権利を得る」のが日本の会計士といった実態がある気がします。

実際、上記の比較はよく言われることだと思います。では実務ではどうなのでしょうか。僕は実務を行なう際に、USCPAの優位性がでると思います。僕は幸運なことに全色の職場に会計士の方が数名いらっしゃった上に、外部の会計士による監査対応も業務の一環だったので社内、外部の会計士の実情に触れることができました。少しその話をしたいと思います。

まず、たとえ公認会計士であろうと、実際の業務の際には会計の専門書や監査六法のような非常に分厚い本を常に手元に置きながら仕事をしています。つまり、公認会計士という肩書きを手に入れたとしても、複雑な会計処理などは本を使って会計原則を確認する必要があるのです。計上方法などをGoogleで調べる先生もいました。

僕は、それは誰でも(日本の会計士でなくても)出来ることだと思います。USCPAであっても、経理の人であっても、会計の基礎や監査の基本的な流れを把握していればあとは本やネットで調べれば問題ないわけです。ということは、全般的に基礎を知っているUSCPAとwebや監査六法などの組み合わせで業務上はで十分だということになります。

比較的リスクが少なく会計士(USCPAですが)の肩書きが貰えるのであれば、それで十分だと僕は思います。そこからは本やインターネットを使って、どのように会計を利用できるかの勝負になりますから。知識は本屋ネットに任せ、自分はその知識を使う前提の部分を固めればよいことになります。

ただ注意点として、やはり会計知識の点で日本公認会計士は非常に優れているということです。USCPAの知識では全く及ばないと考えても大丈夫です。僕はその差を埋めるためにUSCPAライセンスを取り、継続教育で長期的に知識を増やしていくことを決意しました。

しかしながら、USCPAはやはり英語が絡んでくると非常に強いと感じます。業務中に、公認会計士の人に何回英語について説明を求められたかわかりません。正直に言って、大抵の日本の会計士の方々の英語力は絶望的だと思います。あの難しい試験をこなしながら英語もやれというほうが無理な話ですが。

以上、僕が考えるUSCPAと公認会計士の違いです。やはりUSCPAを擁護してしまうのは仕方ないですね(笑)。もし日本の会計士の方が見られて、気分を害されたなら申し訳ありません。ただ、僕は日本の公認会計士の方も非常に尊敬しております。会計に対する深い洞察は非常に素晴らしいです。

この記事が、 USCPAか日本の会計士か迷っている方に少しでも参考になれば幸いです。

ではでは

posted by 鈴木明 at 08:15 | [USCPA情報あれこれ] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。