2014年08月21日

銀翼のイカロス

ドラマにて非常に有名になった、半沢直樹の小説版の最新作である、銀翼のイカロスをキンドルで購入して読んでみました。

僕も大多数の人と同じく、ドラマにて池井戸潤さんの存在を知りました。それまでは全く気にする作家でもなかったのですが、ドラマが結構面白かったので小説も読んでみようという気になったのです。

ドラマの原作である2作は読まず、そのあとの「ロスジェネの逆襲」、そしてそれに続く「銀翼のイカロス」しか読んでいません。完全に流行に乗っていますね。流されているといったほうが正しいかもしれませんが。

感想

特にネタバレするつもりもないので感想だけに留めておきます。全体的な感想としては、なかなか面白かったです。それだけだと簡単すぎますね。内容は現実世界でいうJALの破たんと、自民党と民主党の政権交代のあたりを題材にしています。登場人物は、もちろん名前は違いますが「あぁきっとこの人はあの人だなぁ(笑)」とわかるようになっています。

内容も難しくなく、非常に読みやすいのでサクサク読み進めることができます。通勤時間や休憩時間を利用すれば3日もしないうちに読み終わるのではないでしょうか。あまりにも長い小説を読むのが苦手な人にピッタリだと思います。

それにしても、池井戸さんが書く敵役のセリフはどうしてこう人をイライラさせるのでしょうか(笑)。池井戸さんは人をイラつかせる人を書く能力に非常に長けていると思います。そのおかげで半沢がドラマで言うtころの「倍返し」をするときに非常にスカッとするのでしょう。

それにしても、ドラマを見ているときから思っていましたが、本当に日本の銀行って本当に内部がこんなにドロドロしているものなのでしょうか。さすがに不祥事を起こした人をバンバン出向させていたら、内部に知識や経験が蓄積されてないので組織として非効率極まりないと思うのですが。友人たちが結構メガバンクなどに勤めていたりするので聞いてみたいですね。

結論として、個人的にはこの小説はおすすめです。まだハードカバーなので手を出しにくいかもしれませんが、お盆明けで仕事に身が入らない人などは読んでシャキッとしてみるのもありかもしれません。

ではでは

posted by 鈴木明 at 15:09 | [読書(映画)感想文] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月20日

嫌われる勇気

今回は本屋をぶらぶらしていた時にふと気になって手に取った本の書評を書きたいと思います。

それがこちらになります。

<簡単な説明>

こちらの本、タイトルを見る限りではどのようにすれば嫌われても平気な人間でいられるかを書いた本に思えますが、実際は違います。アドラー心理学という分野を、哲人と青年の対話を通して説明する書物となっています。また、アドラー心理学というと人の心についての学問のように聞こえるかもしれませんが、どちらかというと自己啓発に近い内容になっています。

本書では、世界はシンプルであり、複雑にしているのは自分の主観であるという立場をとります。また、人は変わることができるという主張も行っています。根底にあるのは「目的論」という考え方であり、全ての人間がとっている行動は何かしらの目的に沿っているというものです。

例えば、過去のトラウマを引きずっている人が、ずっと引きこもっている状態から抜けだしたい、変わりたいと願っているのに変わることがないのは、本当は変わりたいのではなく、ただ過去の経験を利用して引きこもっている、むしろ引きこもり続ける目的を達成するために過去の経験を利用しているだけという立場です。

この目的論が、過去が現在の行動を決めているという従来の立場と決定的に違う箇所であるらしく、トラウマという現象を完全に否定していました。そこから始まり、この後もこのアドラー心理学のことを対話形式で説明しています。例えば人間の悩みは全て(文字通り、全てです)人間関係の悩みであるという主張、承認欲求は否定することなどです。そして、人が変わるにはどうすればよいのかという点に対して、この本ならではの答えも書いてくれています。

<感想>

正直に言います。この本は厳しいことを平気で言ってきます。特に、変わりたいけど変われないと長年思っている人にとっては聞きたくない話が盛りだくさんかもしれません。ただ同時に、この本はある意味とても優しいことも書いていると思いました。この本は、「今」を真剣に生きることを推奨しています。過去も未来も無視して、とにかく「今」を真剣に生きることが重要と説いているのです。

人生には過去も未来も関係ない。そう言い切ることによって、全ての人間が今、この時点から変わることができると書いているのです。この点が、僕には非常に優しいと感じるとともに、過去に急激に人生を変えることがあった身としては、心から共感する部分でもあるのです。

はっきり言って、この本を読んでアドラー心理学に興味を持ちました。対話形式で読みやすいので、確実に後日再度読むだろうと思います。久しぶりにノートにまとめながら読む本に出会いました。実際、後半は早く続きが読みたくてノートをとっていないので、こちらの記事には全体的な紹介はできませんでしたが(笑)。

嫌われる勇気、タイトルは奇抜ですが、お勧めです。

ではでは

posted by 鈴木明 at 08:03 | [読書(映画)感想文] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月29日

[書評]なぜ、結婚はうまくいかないのか

なぜ、結婚はうまくいかないのか
著者:森川友義


はじめに、「なんでこんな題名の本読んでいるんだよ。」とツッコミを入れたくなるかもしれません。正直なところ、僕にもわかりません。ただ、個人的には今のところ結婚にそこまで夢や希望が持てませんし、なんとなく自分の中で、自分は結婚に向いていないのではないか、と思っていたときに出会ったのがまさかのこのタイトルですよ。


気がつくとふらっと読んでしまいました。しかも全部。笑


せっかく読んだので、少しでもアウトプットしようと思い、書評を書くことにしました。


■内容
第1章では、なぜ結婚はうまくいかないのかということを5つの理由に分けて説明しています。
第2章では、ではなぜ結婚はうまくいかないのに皆は離婚しないのかということを10個説明しています。
第3章では、それらを踏まえて、結婚生活を向上させる解決策を5つ説明しています。


この本では、これらのそれぞれの内容が実は結構論理的に説明されていて、なかなか説得力があります。ただ感覚的なことをつらつらと並べているわけではなく、すでに現代社会に根付いた経済学の視点や、人間本来の姿である生物学の視点、そして現実はどうなっているかという統計データを用いて話を展開しているのです。


その内容は、率直にいえば僕がこの本を読む以前に持っていた漠然とした考えよりもはるかに夢も希望もない現実が書かれていますので、もし結婚に大きな夢や希望を持たれている方、結婚間近で非常にウキウキしている方などはもしかしかたら読まない方が良いかもしれません。僕個人としては、少し客観的な事実を知るという点では結構おすすめですけど。


ただ、ある種これらの事実を踏まえたうえで、たくさんの戦略(こういうと聞こえは非常に悪いですが)を考えて結婚に踏み切るのはありだと思いました。僕もこの本を読んだからといって「うわ、結婚したくないわ。」と思ったわけでは全くなく、むしろいざ結婚するとすればこの本の内容である、どうして結婚が上手く行かないのかの原因をどのように解決していくか相手と話し合ってみようかな、と新しい視点を得ることができました。


■結論
僕がなんとなく持っていた結婚に対する不安やモヤモヤを、結婚前に理論的に知ることができたという点で読んで非常に良かったです。ただ、結婚後に少し結婚したことに疑問を持っている人は読むのに注意だと思います。読むとしても第3章のみにしておいた方が良いかもしれません。逆に、なんとなくこのまま結婚してしまいそうだけど、このままでいいのかな、と考えている人は一度読んでみるのも良いかもしれません。結構厳しい現実が記載されています。



Kindle版はこちら




ではでは。

posted by 鈴木明 at 11:07 | [読書(映画)感想文] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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