2013年03月06日

受験科目の順番について

今回はUSCPA対策を書きたいと思います。特に、全部で4科目あるUSCPAの科目を、どのような順番で受験していくのが効率的かを考えていきます。この問題に関してはもちろん人によって好みは変化すると思いますが、1つの具体例として以下に僕が受けた順番とその理由を書いていきたいと思います。

<1科目目:FAR>

まずは何と言ってもFARです。あとの3科目の順番は別として、最初にFARを受験するのは外さない方が良いです。特にUSCPAの受験まで、簿記やBATICなど、会計に少しでも触れたことが無い人にとって最初の受験科目はFARにしなければ非効率といっても言い過ぎではありません。

・理由
USCPAを受験するにあたって、まず必要になるのが財務会計の知識です。特に知識がゼロの状態の人は、会計の知識が無い状態で他の科目を勉強してもさっぱり分からない、もしくは理解するまでに余分な時間かかかると思います。逆に、初めにこの科目をしっかりと勉強すれば、それ以降の他の3科目を効率的に勉強できます。

例えば、予備校の講義や市販されている教科書では、BEC、AUD、REGを勉強する際に、FARでの知識が前提となる説明をされることがあります。その財務会計の知識が無い状態でその部分を勉強すると、結局FARのその部分を勉強する必要が発生でてしまい二度手間です。BECを勉強する場合では、財務会計の複式簿記の仕訳方法などを知っていないと答えが効率的に出せない分野も多いです。また、AUDでも勘定科目の特性を知っていないと、監査プロセスやなぜそのようなプロセスなのかの理由を知ることができません。REGも会計と税務の比較で講義や説明が進むことが多いです。このように、FARの知識がそれ以外の科目全てに必要になってきますので、まずはこの科目から押さえるようにしましょう。

・理由2
FARの出題範囲は他の科目と比べて膨大なので、まずこの科目を科目合格しておくとその後が楽になると考えられます。例えば、比較的出題範囲が広くないBECやAUDで先に科目合格を取り、後にFARの広い範囲を勉強中に生活に何らかの変化がおきて1年半以内にFARとREGを合格できず、結局最初の科目合格の期限が切れるということは十分ありえます。他の科目にも言えることですが。まずは最も基礎的かつ時間がかかるこの科目を最初に合格しておき、他の科目に応用させていくという流れでいきましょう。

<2科目目:BECもしくはAUD>

この2つの科目のどちらかが、FARの次に受けるべき科目だと僕は思います。僕の場合は2科目目にBEC(FARと同時受験でした)、3科目目にAUDでした。

・理由
この2つの科目は比較的範囲が広くなく、FARの勉強範囲も少し関わってくるので、FARの記憶が鮮明な状態で勉強を始めるのが望ましいと思うからです。FARと何かの2科目同時に受験を考えている人は、経済や経営学を学んだことがある人はBECと、そして監査法人や内部監査などと業務で関わりがある人、または英語の読解力が高く、英語の表現をしっかり汲み取れる人はAUDとの同時受験で良いと思います。しかし注意点があります。これら2つの科目は、範囲が比較的狭いにも関わらず難易度は他の科目と変化ありません。試験中に簡単と思っていても、他の受験者もこれらの科目については高得点をだしてくるので、油断はできません。実際、僕もBECの受験後に90点台は取れたと思っていましたが、結果を見ると70点台のギリギリの点数で合格でした。問題集では高得点を連発出来ても、実際の試験の結果が伴ってこないのがこれら2つの科目となっています。

<4科目目:REG>

2科目目、3科目目は上記のどちらの順番でも大丈夫と思いますが、最後の科目にはREGを選択した方が良いと思います。僕は3ヶ月で集中的に勉強してギリギリ合格することが出来ましたが、集中力が途切れる寸前でした。もしあそこで落ちていたらモチベーションが下がって、ずるずると受験期間がのびていたかもしれません。

・理由
REGの出題範囲は非常に広範囲に渡ります。税法だけならまだしも、ビジネス法まで出題範囲に入っています。加えて、FARとのルールの違いが大きい科目でもあり、会計の勉強と少し期間を離して勉強した方が混乱は少なく、効率が良いと考えられます。そして、他の科目と比べると日本人が日常業務などで活かせる場面が非常に少なく、勉強のモチベーションを保つのが結構しんどいです。僕も一番勉強に身が入らなかった科目ですが、「残り1科目で全科目合格という希望」、そして「FARなどの科目合格の期限切れへの恐怖」という2つのエンジンを使用して、無理矢理にでも勉強して何とか合格に持ち込みました。

以上が受験科目のおすすめの順番になります。もちろん上記に完全に合わせる必要など全くなく、自分の好きな順番で受験するのが最も良いかもしれません。当然人によってはREGから、というものありえると思います。しかし、実際は多くの人がこの順番で受けるのではないかと思います。実際勉強をしっかりすればどの順番でも構わないと思いますが、僕が一番効率的に学習できるのはこれかな、と思いました。少しでも参考になれば幸いです。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 22:34 | [USCPA対策] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月04日

科目合格制度を利用しよう

今回はUSCPA受験の対策を書いていきます。受験する際の、ペースについてのお話になります。ただ、この件に関しては当然受験生の生活習慣によって変わってくるものと思いますので、この内容が自分でも応用できる人は応用してみる、という程度にしておいてください。どうしてもこのペースで進めなければならないというわけではもちろんありません。

■科目合格制度

USCPAを受験中の人なら知っていると思いますが、この試験は合計4科目あり、科目合格が許されています。一旦1科目を合格するとそこから1年半以内に残り全ての科目に合格する必要があり、もし1年半以内に合格できなければ最初に合格した科目は期限切れになってしまい、受験のやりなおしとなります。

つまり、どのようなペースで全科目合格までいくかに、個人差がでると言えます。例えば、4回に受験を分けて1科目ずつ確実に合格を狙う人、2科目ずつ2回の受験で合格を目指す人など、様々なペースがあると思います。つまり1回から4回まで受験する回数が分かれるわけです。その受ける回数によって、メリットとデメリットがあることが分かります。

<メリットデメリット>

・1科目ずつ4回の人

メリット
1科目のみに、一気に集中して取り組むことが出来る。理解度が深まりやすい。

デメリット
もし日本受験が不可能な場合、アメリカへの渡航費が非常に高い

などが考えられます。逆に

・4科目を一気に1回で受験する人

メリット
アメリカで試験する場合、1回で全部合格できた場合、非常に安くすむ

デメリット
全科目の勉強をするには非常に範囲が広く、モチベーションの維持などが大変
突然州の法律が変わり、受験出来なくなる

といったことが考えられます。

<僕の場合>

僕は約半年の勉強期間を経て、ハワイでFARとBECの2科目を同時に受験しました。理由としては当時、メイン州受験者は日本受験が認められていなかったため、(変わりに学歴要件は大卒のみでした)何度もアメリカに受験しに行くと考えると、やはり費用の面で2回ほどの受験にしておきたかったからです。そして何とか2科目とも合格することができ、その直後にメイン州の学歴要件が変更。学歴要件が引き上げられる変わりに日本受験が可能となりました。

僕は「科目合格者は科目合格の期間が切れるまでは日本受験が可能なことに加えて、学歴要件も変更前と変わらず大卒のみで良い」という、思ってもいなかった幸運な状態となりました。もし初めから4科目同時にアメリカ受験を考えていたら、メイン州の学歴要件の変更に科目合格が間に合わず、受験すら出来ないことになるところでした。その後、日本で3か月後にAUDを受験して合格、その後に日本で3か月後にREGを受験して合格、という流れでした。1年間で合計3回受験したことになります。

上記のような受験経験から、僕が一番良いと思う受験のペースですが、もし日本受験が可能な場合は、3ヶ月に1科目ずつ受験し、3ヶ月×4科目=1年で合格を目指すことです。1科目に集中することにより様々なメリットがあります。

  • 1:講義を最初から最後まで包括して見るペースが早まること
  • 2:問題集を最初から最後まで解くペースが早まること

この2点は、他の科目の勉強をしないことで成り立ちます。1つの科目に受験を絞ることで、何度も講義と問題集を繰り返すことが可能になり、そしてそのペースが早いことで、どんどん理解度を深めることができます。

僕の場合、FARとBECの2科目同時受験を目指していた時は、勉強すべき範囲が非常に広く、問題集を最初から最後まで解く速度もFARを1分野解いた後にBECを1分野解くという流れにしていたため遅くなり、結果的になかなか理解が深まらず非効率になりました。勉強時間の配分にも気をつけなければならなかったので、2科目を同時に勉強しているときは相当苦しい期間でした。後半の2科目を受験した際は、1科目ずつの受験だったため、どんどん講義も問題集も最初から最後までを終わらすことができ、一気に内容を覚えて問題演習を行なうことが可能でした。期間も3ヶ月と短期集中できたので、飽きることなく勉強を進めることができました。

1科目ずつ受験するもう一つのメリットですが、1科目でも科目合格をした場合、自信がつく上に問題形式も知ることができるので、心理的な負担が減少することがあげられます。徐々に全科目合格へと向かっていく感覚でモチベーションを高めることができますし、最初の科目合格lから1年半以内に全て合格してやるというやる気もおきます。

デメリットとなる受験費用は、日本受験の場合はどの科目でも$500になるので費用は交通費のみの違いになります。僕も受験生時代は田舎に住んでいましたが、新幹線費用が受験回数分追加される程度でした。数万円で飛行機に乗ったりする疲労度や慣れない土地で受験するのを回避できるので、僕はそちらを選びました。関東や関西に住んでいる人なら、交通費もほとんどかからないので、1科目ずつ受験しても何の問題もないと思います。

ただ、選択州が日本受験を認めておらず、アメリカ受験しか出来ない人は、ここのデメリットはしっかり考慮して受験ペースを考えた方が良いです。飛行機代やホテル代が非常に高くついてしまうので、2科目ずつを2回に分けて受験、などが現実的な選択肢なのではないかと思います。最も、お金に余裕がある人は観光の目的も加えて、4回に分けてアメリカを楽しむのもありなのかも知れませんが。

以上が、受験ペースについての僕の考えとなります。もちろん人によって違いますので、自分にあったペースで受験するのが一番だと思います。もし少しでも参考になるのであれば幸いです。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 21:21 | [USCPA対策] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月03日

勉強方法試験直前編

USCPA対策勉強編、前回は基本的な勉強方法について書いてきました。今回はUSCPAの受験直前時期の勉強方法について書いていきたいと思います。

大抵の受験者であれば、受験が近づいてくるにつれて緊張してくると思いますが(僕も非常に緊張しました)、受験の直前時期にこれだけはやっておいた方が良いと思うものを3つあげていきます。

  • その1:これまで行なってきた勉強の総まとめ
  • その2:今までと違う問題集への取り組み
  • その3:AICPAのサイトを利用した模擬試験です。

では、上記について1つ1つ見ていきます。

@今までの勉強の総まとめ

1つ目は、今まで行なってきた勉強の総まとめを行い、知識を更に忘れにくくすることです。1つの問題集に絞って何度も全ての問題を解答していくと、回数を重ねるに従って「解答、そしてその解答に至るまでの経緯」を覚えるため、勉強開始当初より非常に早いペースで問題を解くことができるようになっていると思います。

更に、問題を解くこと自体が講義の内容を復習していることと同じになるレベルまで内容の理解を出来るようになっているので、MQに加えてSIMの問題も解いていき、これまでMQでしか見ていなかった問題を多面的に確認していくようにします。

*この時点で、問題演習の際に解答を覚えているだけの人は、SIMで大きく躓く可能性があります。問題集を解く際は、解答を覚えるのではなく、その解答に至るまでのプロセスをしっかりと理解するようにしましょう。

A今までと異なる問題集に取り組む

2つ目ですが、こちらは@を終了してなお余裕がある人向けになります。今まで大量に解いていた問題集と別の問題集を取り組んでみるということです。これは1つ目の後半に書いた、解答だけを覚えている状態かどうか確認するという点に関して有効です。僕はiPadやiPhoneのアプリである、Wileyの問題集を購入して、BISKの副教材として使用しました。

このアプリは、紙ではなくディスプレイ上で問題を解く経験が出来る点、問題を分野に関係なくランダムに出題させて解くことができる点が強みだと思います。ただ、教科書のような役割は一切無く、問題を解答した際に解答と少しの解説が与えられるだけなので、アプリだけで勉強するのは難しいと思います。ただ、本番に近い環境で問題が解けるのは大きなメリットと思います。もし余裕があれば是非試してみてください。

Bテストチュートリアルや模擬問題を経験

3つ目は、大変重要なので必ず行なってください。AICPAのサイトで、テストのチュートリアルを行なうことです。これを行なうことによって、本番はどのようにテストをすすめていくのか、どのように問題が出題されるのか(画面の見た目など)を知ることができます。知っておくと精神的に楽になることができます。むしろ、これを行なわないのは非常に危険です。せめてどのような環境でテストを受けるのかは確認していきましょう。

本番でいきなりよくわからない画面と対面させられて、英文の説明文を読んでいる間にテスト時間がスタートするなんてことにならないようにしましょう。本番のPCに内蔵されている電卓の使い方も確認することができます。軽い問題も解くことができるので、是非やってみてください。

以上が僕の考える試験直前時期の対応です。これだけやっていれば良い、というものでもありませんが、最低限これだけは抑えておいた方が良いと言うものをあげてみました。ですが、2点目などは人によっては不要ともう人もいると思います。自分にとって使えそうであれば活用してみてください。直前時期になると非常に気になってそわそわして勉強が手につかなくなってしまうかもいれませんが、合格に近づくのは勉強することが一番なので、最後まで気合いを入れて頑張ってください。

以上が受験直前時期の対応となります。ただ、これら直前時期の過ごし方はもちろん人によって違うので、参考になりそうなものを自分流にアレンジしてみて下さい。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 21:34 | [USCPA対策] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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