2014年07月21日

コンサルティングファームで働く

今回のトピックはUSCPAとしてのキャリアについて、コンサルティングファームで働く編になります。

■コンサルティングファームとは

コンサルティングファームとは、名前の通りコンサルティングを行なう企業になります。自ら事業を行なうというより、事業を行なっている企業などに対してコンサルティングする企業になります。有名どころではマッキンゼーやデロイトトーマツコンサルティング、日系だとアビームなどがありますね。

■コンサルでの業務

コンサルティングといっても非常に幅広いものがありますので、これと言った業務を指定することは出来ないのですが、戦略コンサル、財務コンサル、ITコンサルなどに分類することができます。

その為、コンサルティングファームで働く場合、USCPAの知識を活かすというよりは、財務に関する全般的な知識を持ちながら、他の分野での経験を積むという認識でいた方が正しいのかもしれません。

例えば、ビジネスプロセスの業務改革をコンサルティングしてほしいと頼まれた際に、僕にはどのようにUSCPAの知識を活かすのかが少し検討がつきません。確かにITや内部統制などにも知見があるので、それらを考慮したアドバイスが出来るかもしれませんが、これは USCPAを活かしているとは考えにくいですね。

ただ、会計システムの導入コンサルティングなどに携わる場合には、USCPAを活かす機会が多いと思います。日常業務である仕訳入力から、最終的に財務諸表として報告するまでの知識を持ち合わせていれば、訳の分からないアドバイスをすることはあまりないと思います。

他にも、事業の改革をコンサルティングする際に、財務的な視点からアドバイスを出来るかもしれません。クライアントの財務指標などを分析し(最近の経営者は自分の中に財務指標はこれくらいにしたいと考えていることがあります)、この事業を改革すれば在庫がこのように変化して資産がそのように変化するので総資本回転率がこうなり最終的にROEがこれだけ改善されてどーのこーのと言ったことが出来るかもしれません。全て想像の話になってしまいますが。

もしかしたらコンサルティングファームで働いたとしても、任される業務は監査法人や税理士法人のアドバイザリー部門とほとんど変化がないのかもしれません。経理業務のコンサルであったり、連結決算システムの導入であったり、決算の早期化支援であったり。

USCPAとしてのキャリアとして、コンサルティングファームに勤務することも考えられる選択肢だとは思います。ただ、個人的にはUSCPAの知識を活かすというよりは、MBAのように「ある程度の財務的基盤を有していますよ」というシグナル効果にしかならないような気もします。

USCPAとしてかはわかりませんが、転職を考慮した際に求人は結構ありました。それは戦略コンサルでもありましたし、ITコンサルなどもありました。僕はUSCPAの資格を活かすことが出来ないと感じたので受けませんでしたが、もし受けていればもう少し関連性を発見出来たのかもしれません。

以上がUSCPAとしてコンサルティングファームで働く際に考えられるキャリアになります。コンサルティングといっても内容は非常に多岐に渡るので、内容紹介という分けにはいきませんでしたが、本当に様々なキャリアが考えられるので、興味がある方は転職エージェントにコンサルティングファームに興味があると連絡してみてはいかがでしょうか。

書いていて思ったのですが、個人的にコンサルティングファームに苦手意識を持っているのかもしれません。こんなに書くのが辛いエントリも初めてでした。笑
まぁ個人的な友人に戦略コンサルや業務改革コンサルをしている人たちがいるのですが、彼らは皆素晴らしい人なので、業界に対してのみ僕が偏見を持っているということなのだと思います。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 10:15 | [USCPAについて] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月20日

監査法人・税理士法人で働く

今回のトピックはUSCPAとしてのキャリアについて、監査法人・税理士法人で働く編になります。

■監査法人とは

監査法人は主に監査サービスを提供する組織になります。日本の公認会計士に合格した人の大半が目指すのはBig4と呼ばれる大きな監査法人ではないでしょうか。監査とは、上場企業などの比較的大きな企業が財務諸表を発表する際に、その財務諸表が正しいのかをチェックする作業です。すごく簡単にいうと、上場企業の財務諸表に対して「ま、いいんじゃないでしょうか」と最終的に意見を表明するのが監査法人となります。つまり監査業務がないと投資家はウソの数字に騙されて投資判断をすることになるので、監査法人の業務は資本市場にとって非常に重要なものになります。他に監査法人が行なう業務として、財務報告のアドバイザリー業務や、IFRSへのコンバージョンの支援業務、内部統制導入支援業務などのコンサル的な業務もあります。非監査業務と呼ばれるものですね。監査業務が今後伸びることが期待出来ないので、監査法人は非監査業務に力を入れているようです。

■税理士法人とは

税理士法人とは主に税務サービスを提供する組織になります。日本の公認会計士を取得すると、付随して税理士と名乗ることができるようになるので、会計士が税理士法人で働いているのも珍しくはありません。税理士法人にもBig4と呼ばれる大きな法人があり、グローバルな業務はこの4つの法人がメイン行なっていると思います。税理士法人が行なう業務は、クライアントの税金に関するサポート業務になります。国内の税務に関するサポートや、移転価格税制に関するコンサルティング、M&Aに伴う税務サービスなどがあります。簡単に言うと、企業の税務に関する全てのサービスを提供しているのが税理士法人といえます。では、以下ではそれぞれUSCPAが監査法人や税理士法人でどのような業務に携わる可能性が高いかを見ていきます。

■USCPAとして監査法人で働く

では、USCPAとして監査法人で働く際に考えられる業務はどのようなものがあるでしょうか。

・監査
まず考えられる業務として、当然ですが監査業務があげられます。ただ、USCPAに求められるのは会計力と英語力になるので、求人の大半はグローバルな金融機関に対する金融監査になります。グローバル金融期間の日本にある子会社や、日本の大手金融機関に対する監査業務になります。他にも、グローバル企業への監査業務等があります。やはり基本は英語力を活かした業務になるようです。

・アドバイザリー
次にあげられるのがアドバイザリー業務です。こちらは会計分野に関するアドバイザリー業務や会計周辺分野に関するアドバイザリー業務があげられます。会計分野に関するアドバイザリー業務としては例えば決算の早期化の支援、経理システム導入に関するコンサルティング、決算書類作成支援サービス、異なる国の会計基準に適用する際の支援(IFRS適用等)業務などがあります。また、会計周辺分野に関するアドバイザリー業務としては内部統制導入支援や、リスクマネジメントコンサルティング、内部監査体制構築支援、コンプライアンス対応支援などがあげられます。

その他にも、M&Aに関する財務デューデリジェンス業務、企業再生支援業務、バリュエーション業務など、様々な業務に携わる可能性があります。

■USCPAとして税理士法人で働く

では次に、USCPAとして税理士法人で働く際にはどのようなキャリアが考えられるでしょうか。

・移転価格
実は、税理士法人からUSCPAに対して求人がでるのは、ほとんどが移転価格と呼ばれる分野になります。移転価格については、各税理士法人(Big4など)に詳しい説明が記載させているのでここでは説明は省略させていただきます。移転価格では、日本国内の税制だけでなく、海外の税制や、企業を取り巻く状況の理解などが必要になってきます。移転価格に関する業務であげられるのは、移転価格政策の構築支援、関連会社間取引価格の調査や分析、APAのサポート、移転価格の文書化などになります。日本企業が海外で戦うのをサポートしたいと考える人には良い環境かもしれません。

・米国税務業務
次に、米国税務業務があげられます。こちらは名称のとおり、個人や法人に対してアメリカでの税務の相談業務を行なったり、アメリカの税務の報告書を作成したりする業務などがあげられます。日本の会計事務所や税理士事務所が行なっているもののアメリカバージョンでしょうか。

その他にも、M&Aに関する税務業務、企業再生支援にかかる税務業務など、税務に関する様々な業務に携わる可能性があります。

個人的に求人票から見えるUSCPAのニーズは、金融監査、アドバイザリー、移転価格に集中している印象をうけました。時代が変われば求められるものも変化すると思いますが、現段階ではこれらがUSCPAに求められるものだと思います。

以上がUSCPAとして監査法人・税理士法人で働く際に考えられるキャリアになります。もちろん上記以外にも様々なキャリアが考えられるので、興味がある方は「USCPA 監査法人(税理士法人) 求人」などで検索してみてください。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 12:50 | [USCPAについて] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月15日

一般企業で働く

今回のトピックはUSCPAとしてのキャリアについて、一般企業で働く編になります。

■一般企業とは

皆さんが考える、事業を営んでいる会社だと考えてもらえば大丈夫です。メーカーであったり、商社であったり、まぁ世の中の大半がこちらの一般企業であって、この記事とは別に紹介する銀行やコンサル、監査法人や税理士法人も一般企業に入ると言えますが、ここでは金融機関、コンサル、監査法人と税理士法人を除いた組織としておきます。

■働き方

一般的な会社で働くとすれば、やはりメインになってくるのは経理部、財務部で働くという選択肢ではないでしょうか。僕もそういう系の部署にて働いた経験があります。USCPAを活かす業務としては、以下のようなものが考えられます。

・海外経理

ここが最も資格を活かすことができる部署ではないでしょうか。よくマスコミでは日本の企業が内向きで全然ダメみたいなことが書かれていますが、そんなことはなく、海外に子会社を持っている企業も相当な数存在します。(むしろマスコミこそ国内でしか影響力を持てないアレな組織な気がします)そこの子会社とのやりとりを行うのが海外経理の業務となります。英語でのメールや電話のやり取り、子会社との連結を行うための会計システムの使い方を教えるなど、英語を使用する機会が頻繁にあり、USCPAの知識を活かすためにあるような部署ではないかと思います。企業によっては、海外子会社のマネジメントも行うこともあるようです。

・連結

企業の連結決算を行う部署となります。大企業では子会社が数十社以上あることも珍しくなく、四半期ごとに連結作業が発生するのですが、そちらの作業が非常に膨大になります。小さい会社であればエクセルなどで本社、子会社の数字を調整していくだけでも良いのですが、大企業は会計システムを使用して連結を行うことが多いです。その際に、連結に関する知識が無いと自分が何を行っているのかを判断しづらく、何も考えずに決められた仕事をただこなすだけになりがちです。USCPAで連結の知識を得ていると、自分がどういう会計基準にのっとり業務を行っているかがわかるので、それら知識を活かすことができます。さらに、子会社から送られてくるデータの内容はもちろん英語なので、英語で会計の内容が理解できるという点ではUSCPAが大きなアドバンテージを持っていると言えるでしょう。僕も昔にグローバル日系企業で働いていて、連結決算を行っていた際は、同期の日本の公認会計士の人に子会社から送られてきたデータの中身についてひたすら質問されたという経験があります。

・管理会計

メーカーであれば管理会計に関係する部門、例えば予算統制や原価管理の部門があげられると思います。個人的に深くかかわったことがないためどのように活かせるかを記載するのは難しいですが、USCPAで勉強した知識は確実に活かせると思います。科目でいうとBECが関わりあるのではないでしょうか。先述したグローバル企業で働いている際、会計を知らない同期は予算や原価の業務を「とにかく数字を入力する作業」と表現していました。彼は元気でしょうか。

・IR部

上場している企業や大企業は、財務諸表を作成しなければなりません。米国基準での財務諸表を作成している会社を調べてみると、新日本有限責任監査法人さんが平成25年9月18日にSEC基準適用会社(簡単に言うと米国基準ということ)の一覧を発表してくれていました。その中から浸透している名前を略称でピックアップしてみます。

日本ハム、富士フィルム、日立、東芝、三菱電機、ソニー、京セラ、キヤノン、トヨタ、ホンダ、ドコモ、コナミ、オリックス、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、などなど

日本を代表する(してた)企業がたくさんですね。これらの企業に入社することができれば、米国基準で財務諸表を作成するにはUSCPAをフルに活かせると思います。個人的には新卒の際に内定を頂いている会社もあり、少し懐かしくなりました。上記のように米国基準で財務諸表を作成している会社以外にも、英語で財務諸表を作成している会社など日本に山ほどあるので、そこでの作業にUSCPAを活かせることは十分可能です。僕もグローバル日系企業で働いていた際は、先輩と2人で英文財務諸表の作成、修正を行っていました。入社数年以内の2人に全てを任せてくれるなんてすごい会社だな、と思っていたのですが、ただ単純に人材不足ということでした。未だに会計と英語の両方を出来る人は少ないんだなぁと思ったことを覚えています。

・その他

他にも僕が転職活動を行った際にリクナビネクストなどから受け取った求人には

経営企画部、管理部(経理、総務、人事を全て見る)、経理の現地法人採用、内部監査、与信審査、カスタマーセンター(なぜ?)、SE(なぜ?)

など、様々な職種の募集がありました。USCPAとして一般企業で働くには、以上のような選択肢があげられます。もちろん既にキャリアを積まれている方はもっと上のポジション、マネジメントをする立場の求人も多かったです。

個人的に求人票から見えるUSCPAのニーズは、若い世代には英語を使用して管理部門で働き、将来的には海外の支店などにも挑戦してもらうということ、そして既にある程度キャリアを積まれている方には将来のCFO候補や海外子会社の財務責任者などのポジションが考えられるのでは、と思っていました。

以上がUSCPAとして一般企業で働くキャリアになります。興味がある方は「USCPA 求人」などで検索してみるといいかもしれません。

ではでは。

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posted by 鈴木明 at 10:32 | [USCPAについて] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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